「人生はビギナーズ」を見ました。
「マイクミルズのうつの話」を今度見ようと思っていて、
そう言えば同じ監督だと借りてみました。
老人になってからカミングアウトしたお父さん。
ずっと心に秘めて生きてきた。
ガンの宣告をされて、ここは正直な人生をとカミングアウト。
紫色のニット、「若い恋人にとって私は恋人の中の一人」という言葉。
ゲイ的にチリッとする表現もある。
実は夜勤明けで、寝落ちしてしまった。
後半30分くらい。
起きた時に寝ぼけ頭で浮かんだのは、父親のこと。
彼もガンで亡くなった。
カミングアウトしたのは息子の俺の方だけど。
ガンで余命が一年ないと医者に言われたけど、本人には伝えなかった。
きっと気づいていたと思う。
わかっていたけど、家族が治そうとしているから
自分も治そうと戦ったんだと思う。
父の日に贈ったパジャマも「退院してから」と病院では着なかった。
結局、生きているうちには着てもらえず。
うちにかえってきて、数日間葬式の前まで着てもらった。
はっきり余命を伝えたら父親は何をしただろう。
「昔から乗馬をやりたかったんだ」なんて新しいことをはじめたかな。
いや、ないな。
相変わらず午前中は畑に行って、
午後はパチンコ屋でたばこをふかして
変なTシャツをお土産に持ってきただろう。
逆に。
ちゃんと俺が伝えればよかった。
カミングアウトはしていたけど、これから弟に家をまかせるとか、
母親はまかせろとか、そう言う事をちゃんと言えなかった。
巻き戻しをして、映画を見終わるまでもそのことを考えていた。
38歳独身で奥手なオリバーは、母に先立たれ5年がたったある日、ガンの宣告を受けた父からゲイであることをカミングアウトされる。衝撃を受けたオリバーは事実をなかなか受け止められず臆病になってしまい、運命的な出会いを果たした女性アナとの関係も自ら終わらせてしまう。しかし、真実を告白した父は残された人生を謳歌し、その姿を見たオリバーは自分の気持ちに正直に生きることを学んでいく。監督は「サムサッカー」のマイク・ミルズ。主人公の父親を演じたクリストファー・プラマーが、第84回アカデミー賞で助演男優賞を受賞。受賞時82歳で演技賞史上最高齢でのアカデミー賞受賞となった。
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「マイクミルズのうつの話」を今度見ようと思っていて、
そう言えば同じ監督だと借りてみました。
老人になってからカミングアウトしたお父さん。
ずっと心に秘めて生きてきた。
ガンの宣告をされて、ここは正直な人生をとカミングアウト。
紫色のニット、「若い恋人にとって私は恋人の中の一人」という言葉。
ゲイ的にチリッとする表現もある。
実は夜勤明けで、寝落ちしてしまった。
後半30分くらい。
起きた時に寝ぼけ頭で浮かんだのは、父親のこと。
彼もガンで亡くなった。
カミングアウトしたのは息子の俺の方だけど。
ガンで余命が一年ないと医者に言われたけど、本人には伝えなかった。
きっと気づいていたと思う。
わかっていたけど、家族が治そうとしているから
自分も治そうと戦ったんだと思う。
父の日に贈ったパジャマも「退院してから」と病院では着なかった。
結局、生きているうちには着てもらえず。
うちにかえってきて、数日間葬式の前まで着てもらった。
はっきり余命を伝えたら父親は何をしただろう。
「昔から乗馬をやりたかったんだ」なんて新しいことをはじめたかな。
いや、ないな。
相変わらず午前中は畑に行って、
午後はパチンコ屋でたばこをふかして
変なTシャツをお土産に持ってきただろう。
逆に。
ちゃんと俺が伝えればよかった。
カミングアウトはしていたけど、これから弟に家をまかせるとか、
母親はまかせろとか、そう言う事をちゃんと言えなかった。
巻き戻しをして、映画を見終わるまでもそのことを考えていた。